荒砥沢ダムの「岩手宮城内陸地震」の崩落地は「日本ジオパーク」に加盟しています。
- ・地震直後の荒砥沢ダムの状況写真。
・ジオパークセンターの場所と写真
・現在の荒砥沢ダムの崩落現場。
他について紹介。
岩手宮城内陸地震とジオパーク
- ・岩手宮城内陸地震とは?
・ジオパークとは?
以上について解説。
岩手宮城内陸地震はこんな強さの地震でした
「岩手宮城内陸地震」
発生は以下の解説。
岩手・宮城内陸地震(いわて・みやぎないりくじしん)は、2008年(平成20年)6月14日午前8時43分(JST)頃に岩手県内陸南部(仙台市の北約90km、東京の北北東約390km)で発生した、マグニチュード7.2 の大地震。岩手県奥州市と宮城県栗原市において最大震度6強を観測し、被害もこの2市を中心に発生した。
(wikipediaより)
大変な揺れでした。
これによって、荒砥沢ダムの上流が、大規模に崩落し、ダムにその土砂が流入。
この地域は、ずいぶん以前の、栗駒山の噴火で火山の灰が堆積してできた土壌で、もともとが弱い地盤です。
しかし、最後に紹介しますが、とんでもない崩落です。
ジオパークとは?荒砥沢ダム地域の指定は2015年
ジオパークってなんだ?
以下の解説。
ジオパーク(英: geopark)とは、地球科学的な価値を持つ遺産(大地の遺産、ジオヘリテイジ、英: geoheritage)を保全し、教育やツーリズムに活用しながら、持続可能な開発を進める地域認定プログラムである。ジオパークは、地球・大地を意味するジオ(Geo)と公園を意味するパーク(Park)とを組み合わせた言葉である
(wikipediaより)
世界的に認定された「ジオパーク」と、その国独自のジオパークがあるようですね。
世界ジオパーク認定は日本では以下。
- 洞爺湖有珠山ジオパーク – 2009年8月加盟
糸魚川ジオパーク – 2009年8月加盟
島原半島ジオパーク – 2009年8月加盟
山陰海岸ジオパーク – 2010年10月加盟
室戸ジオパーク – 2011年9月加盟
隠岐ジオパーク – 2013年9月加盟
阿蘇ジオパーク – 2014年9月加盟
アポイ岳ジオパーク – 2015年9月加盟
伊豆半島ジオパーク- 2018年4月加盟
この9か所。
他に、「日本ジオパーク」としての加盟が、国内に結構な個所存在します。
この地、栗駒山の地域は2015年に加盟し、正式名称は
- 「栗駒山麓ジオパーク」
です。
内陸地震によってできた、栗駒山の周辺一帯の自然の景観を、認定したと解釈します。
荒砥沢ダムの現在の崩落現場を眺めた写真
他地域の景観もあるでしょうが、本サイトは「文字地域」を中心に紹介しているので、荒砥沢ダムを中心に紹介します。
今の崩落現場の景観です。
このように見れば、きれいな景色です。
遠くに崩落現場を望みます。
同じく。
10数年経過すると、崩落現場も森になります。
現在の写真です。
この地域を、もう少し近くまで行けるように整備するかも・・というニュースが2022年ありました。
さて??どうなるのかな?
栗駒山麓ジオパークビジターセンター紹介
栗原市では、「ジオパーク加盟」によって、栗駒小学校の施設を利用して
- 「栗駒山麓ジオパークビジターセンター」
を開設しました。
入場は無料です。
以下マップなどで紹介します。
栗駒山麓ジオパークビジターセンターの場所とアクセス情報
マップは以下。
(googleマップより)
市役所からのルートで「19km」と出ます。
上の写真は、施設外観です。
こんな説明版も
すぐ前には大きな公園らしき場所があり、多少ですが遊具もあります。
お子さん連れで、楽しめるかと。
営業時間と閉館日
営業時間は以下。
- 開館時間:9:00~17:00(3~11月)
9:00~16:00(12~2月)
休館日:火曜日(祝日の場合はよく平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入場料は無料です。
内部の写真です。
展示の写真
元々が、栗駒小学校なので、こんな内部です。
しかし、せっかく新築した小学校が、少子化で維持できなくなり合併で、廃校になるのは寂しい限りです。
ここでは、こういった形で活用されて、そういった面では良いとは思うのですが。
*内部については許可を得て撮影しました。
荒砥沢ダムの地震直後の写真紹介
当時の写真です。
私が撮影しました。
撮影日時は2008年9月15日です。
地震からほぼ3か月後。
この時期になると、改修工事のために、どうやらダムの水を抜いて湖底が露出していました。
以下、順不同で。
公園の上から見た風景です。
ちょっと拡大した写真
遠くの方を
此方は、公園とは逆の方向から見た写真。
同じく。
付け替え道路が湖底から現れています。
荒砥沢ダムのシンボルを目安に位置関係が、理解できるかと。
このような現場でした。
これは9月。
ダムの土砂の撤去作業の工事とその後
10月になると、この流入した土砂の撤去作業が始まります。
大型ダンプが、荒砥沢の直線道路に、多い場合は行と帰りの交差で60台ほど並んだと(おふくろさんのお話)
私は、稲刈りでコンバインを運転して、田んぼに行くのですが、私の後を大型ダンプが列をなしてついてくるんだな~
構わず、占有して運転しましたが。(何せ車列が切れないので仕方がない)
次の年の3月の工事では、道路がどろどろ。
ひどいものでした。
栗駒山麓ジオパークビジターセンター脇の歴史的な源義経の墓!
驚くことに、すぐ向かいにある山は
「判菅森」
と言います。
栗駒山麓ジオパークビジターセンター脇にこんな看板。
ここを曲がると、お宮が。
此の正面に、上の森があるのですが、そこの墓があります。
なんでここに?
ここでは割愛いたします。
興味のあるかやはぜひ参拝ください。
しかし・・せっかくの名所なので、もう少し参道など整備してはどうかな~~と、個人的には感じました。